
皆さんこんにちは!
キースウッドワークス合同会社、更新担当の富山です。
今回は、不燃人工木材「エースライト」を安全かつ効果的に使用するための**鉄則(ルール・注意点)**についてご紹介します。
「まったく燃えない」「変色しない」「劣化しにくい」など、多くのメリットを持つエースライトですが、その性能を最大限に引き出すには正しい使い方と理解が欠かせません。
これからエースライトの導入を検討されている方、またはすでにお使いいただいている方にも、ぜひ一度ご確認いただきたい内容です!
まず最も重要なポイント。それは――
エースライトは内装専用材です!
完全不燃・自然素材という特徴は屋内では絶大な効果を発揮しますが、屋外では紫外線・風雨・凍結といった厳しい自然条件に長時間さらされるため、耐久性や性能が保証されません。
例えば、
外壁材
フェンス
外構デッキ
などには使用を避けてください。
屋内でこそ真価を発揮する素材。それがエースライトです。
エースライトはさまざまな内装部材と相性良く使えますが、施工する際には下地材との密着性や施工方法に注意が必要です。
石膏ボード
コンパネ
金属フレーム
など、設置する場所の素材によって、接着方法やビス止めの工法が異なる場合があります。
施工前には必ず弊社推奨の施工マニュアルをご確認いただくか、ご相談ください。
エースライトは木材ではありませんが、木工用の機械で加工が可能です。ただし、材質が硬めなので、刃物の状態が悪いと加工面が焼けたり、大きなカケや最悪の場合破損することも。
おすすめの加工方法:
切れの良い丸ノコやルーター刃でのカット
「木っぽいから普通に切ってOK」と思わず、丁寧に扱ってくださいね。
エースライトは完全不燃材でありながら、木目調やナチュラルカラーなど、デザイン性にも優れた内装材です。
火災リスクの高い空間(飲食店の厨房周りや高層ビルの内装など)で使用する際には、
壁面仕上げ材
天井装飾材
としての活用がおすすめです。
実際に消防法対策として導入されているケースもあります。燃えない、煙が出ない、有害ガスゼロという性能が命を守る空間づくりに貢献します。
未使用のエースライトは、保管場所にも注意が必要です。
湿気の多い場所に長期間放置
直射日光に当てたまま屋外保管
重ねすぎて荷重が偏る
などがあると、変形や品質劣化のリスクが高まります。
屋内の乾燥した場所で、水平に保管することが理想です。
例えば「棚板の代用にしたい」「床材として敷いてみたい」といったお声もありますが、エースライトは構造材ではなく内装装飾材です。
強度を必要とする用途(棚・梁など)
踏み面としての使用(床・階段)
などには対応しておりません。
あくまでも「美しさと不燃性を兼ね備えた装飾目的」でご使用ください。
いかがでしたか?
エースライトは、
完全不燃
日本産素材100%
有害ガスゼロ
木材以上の耐久性
と、多くの魅力を備えた内装材です。しかしその実力を100%発揮するには、使い方に対する正しい理解が不可欠です。
今回ご紹介した「鉄則」をぜひ守って、安全・安心・美しい空間づくりにお役立てください。
次回もお楽しみに!
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